ベラドンナとはどのような植物ですか?
ベラドンナというのは、和名を「セイヨウハシリドコロ」という、ナス科の有毒植物のことです。
汁に瞳孔を開く成分である「アトロピン」が含まれていて、目に差すと瞳を大きく見せる作用があることから、ベラドンナ(イタリア語で「美しい淑女」という意味)という名が付いたといわれています。
ベラドンナの効用は?
ベラドンナの根には、瞳孔を開く成分のほか、けいれんを止める作用を持つ薬用成分などが含まれていますが、毒性が強いので自己判断で使用するのは危険です。
なお、ベラドンナはホメオパシー※の基本処方(レメディー)の1つですが、極端に薄めたベラドンナエキスには、厳密な臨床試験で薬効はないと報告されています。
※「毒を持って毒を制す」との発想に基づいて、ヒ素など毒性の強い物質などを極端に薄めて服用する西洋の代替療法です。 |